
校長コラム:260109号|「ホテルマンは自分に向いているのか」――あなたの「好き」を仕事にするために
「ホテルマンって、かっこいいと思う。でも…自分に向いているのか分からない」
進路相談で、この言葉を聞くことがよくあります。
その不安は、とても自然です。ホテルの仕事は“イメージ”が先に立ちやすいからです。笑顔、丁寧、英語、接客。もちろん大切です。でも実際は、もっと幅の広い仕事です。
だから私は、こう答えます。
「向いているかどうかは、性格で決めなくていい。働く場面で確かめればいい」と。
「向いている人」は1種類ではありません
ホテルに向いているのは、明るくて話が上手い人だけ…ではありません。現場では、いろいろな“良さ”が活きています。
人の小さな変化に気づける
落ち着いて確認できる
段取りを考えられる
きちんと記録できる
チームのために動ける
ホテルは、「自分のいいところ」が仕事の力になりやすい職業です。
向いているかどうかを整理する「3つの質問」
高校生の皆さんにも、そのまま使ってほしい質問です。
質問① 人の役に立てた時、どんな気持ちになる?
ホテルの仕事は“困りごと”と出会う仕事です。
その時に「ちょっと嬉しい」「なんとかしたくなる」と思えるなら、それは立派な適性です。大きな自信はいりません。“少しでも動きたくなる”が大事です。
質問② バタバタした時、あなたは何から整えたくなる?
忙しい時、自然にやりたくなるのはどれでしょう。
まず状況を確認する
優先順位を決める
誰かに相談してチームで動く
目の前の一人を安心させる
どれでもいい。ここに“あなたの良さ”が出ます。
質問③ 「丁寧だね」と言われたことはある?
ホテルの品質は、派手さより“丁寧さ”で支えられています。時間、確認、記録。丁寧さがある人は現場で信頼されます。
今日からできる確かめ方
1週間「助けたい」と思った場面をメモする(1日1回でOK)
困った時の一言を決める:「確認します。少しお時間いただけますか」
“見えない仕事”(準備・整備・引き継ぎ)が嫌いではないか確かめる
結論は急がなくて大丈夫です。
あなたの良さは、まだ言葉になっていないだけかもしれません。焦らず、一緒に整理していきましょう。


