
校長コラム:260130号|「向いているか」の最終確認は、“やってみた後”にしか分からない――あなたの「好き」を仕事にするために
ステップ① まずは“現場の空気”を見に行く
ホテルの仕事は、写真や言葉だけでは分かりません。
人の動き、声のかけ方、チームの連携。空気感を見て、初めて「自分はどう感じるか」が出てきます。
そして、本校の学びで大切にしているのも、まさにここです。
仙台YMCA国際ホテル専門学校では、働きながら学び、学びながら働く「デュアルシステム(有給職場実習)」を取り入れ、2年間で6か月にも及ぶホテル実習の機会を設けています。
「合っているか」を確かめるには、想像よりも体験が強い。学校として、その体験の回数と時間を確保している、ということです。
ステップ② 体験したら「良さが出た瞬間」をメモする
体験や見学の後、これだけ書いてください。
自分が自然に動けた瞬間
ちょっと嬉しかった瞬間
不安になった瞬間
不安も大事な情報です。ここから「どの役割なら活きるか」が見えてきます。
本校の長期実習は、“見学して終わり”ではなく、実際にスタッフの一員として現場に入る時間があるからこそ、こうした「自分の反応」がはっきり出ます。
ステップ③ 「自分の良さ」を言葉にする
高校生が一番つまずくのは、「良さはあるのに言葉にできない」ことです。
次の型を使ってみてください。
私の良さは( )です。
それは( )の場面で出ます。
ホテルでは( )に活かせると思います。
例:
「私の良さは、落ち着いて確認できることです。慌ただしい時ほど一度整理します。フロントの確認や引き継ぎに活かせると思います。」
この形にできると、「合っているか」が急に現実の話になります。
最後に:あなたの良さは、職業の“材料”になる
ホテルは、正解が一つの仕事ではありません。
だからこそ、あなたの良さが材料になります。
向いているかどうかを一人で決めなくていい。材料を一緒に並べて、形を探しましょう。


